オウム元幹部・井上嘉浩の真相|法廷の告白と死刑執行までの全記録
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井上嘉浩の裁判は、共犯者の証言協力や首謀者との関係性をめぐり、日本の刑事司法史上でも類を見ない激しい議論が交わされた法廷闘争でした。
裁判区分・項目判決期日・主な決定司法判断の根拠・特徴事件における位置づけ第一審(東京地裁)2000年6月
無期懲役判決地下鉄サリン事件の直接実行犯ではなく総合調整役に留まった点、麻原裁判等で真実を告白し事件解明に大きく寄与した点を評価。証言協力による情状酌量が認められた歴史的判断。控訴審(東京高裁)2004年5月
死刑判決(破棄自判)地下鉄サリン事件を含む多数の凶悪事件で果たした調整・指揮の責任は極めて重く、散布実行犯と同等以上の刑事責任があると判断。証言協力を考慮しても死刑を回避する理由にはならないと厳罰化。上告審(最高裁)2009年12月
上告棄却(死刑確定)二審の量刑判断を支持し、弁護側の違憲・量刑不当の主張を退ける。死刑が確定。一連のオウム裁判における幹部級の死刑判決ラインが確定。刑執行・再審請求2018年7月6日
大阪拘置所にて執行弁護団が地下鉄サリン事件における共謀の成立範囲を巡り再審請求を行っていた最中の執行。教祖・麻原彰晃らと同日に執行された7名のうちの1人。