急な動悸や体重減少の正体とは?甲状腺機能亢進症の症状と最新治療法
急な動悸や体重減少の正体とは?甲状腺機能亢進症の症状と最新治療法の真相について、専門知識を取りまとめてご紹介します。
Q1:バセドウ病の薬(メルカゾールなど)は一生飲み続けなければならないのですか?
A1:一生涯飲み続ける必要はありません。多くの場合、治療開始から1年半〜3年ほどかけてホルモン値と抗体値をコントロールし、安定すれば休薬(寛解)を目指します。薬物療法で再発を繰り返す場合や副作用で薬が使えない場合は、アイソトープ治療や手術に切り替えることで根本的な治癒を図る選択肢もあります。
Q2:甲状腺機能亢進症と診断されたら、昆布や海苔は一切食べてはいけませんか?
A2:一般的な内服薬治療を行っている場合、極端な食事制限は原則不要です。海苔やワカメの味噌汁など日常的な量を食べる分には問題ありません。ただし、昆布出汁を濃厚に使った料理の大量摂取や、ヨウ素を含むサプリメント・イソジンうがい薬の常用は避けましょう。放射性ヨウ素内用療法(アイソトープ治療)を受ける直前のみ、厳密なヨウ素制限が指示されます。
Q3:甲状腺機能亢進症を発症していても妊娠・出産は可能ですか?
A3:十分に可能です。ただし、甲状腺ホルモンが不安定な状態での妊娠は流産や早産のリスクを高めるため、数値を安定させてから計画することが推奨されます。また、メルカゾールは妊娠初期の胎児への影響が懸念されるため、妊娠を希望する女性には「プロウレシール(PTU)」など別の抗甲状腺薬への切り替えを行うのが一般的です。必ず主治医に妊娠希望の旨を事前に相談してください。