千日回峰行で自害した人は本当にいる?死出紐と短刀に隠された衝撃の真相
千日回峰行で自害した人は本当にいる?死出紐と短刀に隠された衝撃の真相について知っておくべき 理由を分かりやすい構成で解説いたします。
回峰行者の装束は独特だ。頭には蓮の葉をかたどった檜笠を戴き、全身を白装束で包む。この白装束自体が死者に着せる衣装、すなわち「死に装束」を意味している。さらに腰元には、降魔の剣と呼ばれる短刀と、死出紐と呼ばれる縄を常時携帯している。
降魔の剣は、行を継続できなくなった際に自らの首を突くためのものであり、死出紐は首をくくって命を絶つための道具だ。また、自害した後に口へ含むための三文銭(冥土の三途の川の渡り賃)まで懐に忍ばせている。これらは決して単なる脅しや形式的な飾りではない。「生きて戻らぬ」という不退転の覚悟を行者自身に刻み込み、自らの煩悩を切り裂くための象徴的な儀礼具でもあるのだ。