オール電化に乾太くんはアリか?ガス基本料金の罠と後悔しない新常識

オール電化に乾太くんはアリか?ガス基本料金の罠と後悔しない新常識について押さえておきたい ポイントを厳選して解説いたします。

住宅SNSや知恵袋、家づくりブロガーの手記を精査すると、「乾太くんを入れて本当に良かった」という熱烈な賞賛がある一方で、オール電化と組み合わせた施主ならではの切実な後悔の念も浮き彫りになってきます。現場取材と利用者の告白から見えた主な失敗パターンは次の3点に集約されます。

1. 夏場の請求書を見て襲われる「基本料金の心理的ダメージ」

「天気が良く外干しで済んだ月や、旅行でほとんど回さなかった8月でも、ガス会社からしっかり2,200円の請求書が届く。使っていないのに取られるコストほど無駄に感じるものはない」という生々しい声が聞かれます。電気代は基本料金内で他の家電と合算されるため不可視化されますが、乾太くん専用に引いたガス料金は独立した請求書として明細が届くため、余計に「割高感」が際立ってしまう構造があります。

2. 新築時の施工計画不備による「壁の穴あけと気密・断熱欠損」

高気密・高断熱住宅を標榜する注文住宅において、乾太くんの設置は慎重な換気計算を要求します。乾燥時に発生する湿気を屋外に排出するため、外壁に直径80mm〜100mm程度の穴を貫通させなければなりません。ある施主の手記にはこう綴られています。

「C値0.3の超高気密住宅を建てたのに、乾太くんの排湿ダクトから冬場に冷気が逆流して洗面所が極端に寒くなった。気密パッキン付きダンパーの施工知識が乏しい工務店に頼んでしまい、後から断熱補修工事を行う羽目になった」

3. 洗濯機からの「移し替え作業」という盲点

ドラム式洗濯乾燥機であれば「ボタンを押して就寝すれば翌朝には着られる状態」になりますが、セパレート型の乾太くんは「洗濯が終わった濡れた衣類を上部の乾燥機へ手作業で移し替える」という物理的アクションが必須です。毎日の家事フローにおいて、このワンアクションを億劫に感じ、「これなら全自動のドラム式で良かったのではないか」と悔やむ声も少なからず存在します。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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