なぜ今?Sns疲れのファンが「ハロプロ アンテナ」に回帰している真相

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コンサートの終演直後、会場の外の冷たい風に吹かれながらスマートフォンを開く。画面に並ぶのは、たった今終わったばかりの公演の生々しい感想だ。「今日のあの子の高音の伸びが尋常じゃなかった」「あのアドリブは過去最高だった」。こうした感情の塊は、時間をかけて作られたYouTubeの解説動画や、洗練された公式リリースからは絶対に得られない。

アンテナが集めてくる情報は、加工されていない生の魚のようなものだ。鮮度が命であり、調理するのは受け手であるファン自身。タイムラインに流されて消えていく刹那的なポストとは違い、アンテナに刻まれたテキストログは、ツアーの熱狂を記録する歴史の地層となっていく。現場の汗と涙がそのまま文字コードに変換されたようなリアリティこそが、ファンを惹きつけて離さない最大の魔力だ。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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