麻原彰晃が浮く写真の真相|空中浮揚トリックと信じた理由を解明
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オウム真理教の象徴となった「空中浮揚写真」は、1985年にオカルト雑誌『トワイライトゾーン』や、後の『ムー』といったサブカルチャー雑誌に掲載されたことで広く世に知られることとなりました。部屋の畳の上で、両足を深く組む結跏趺坐の体勢をとった麻原が、床から数十センチ浮き上がっているように見える構図です。
この空中浮揚のからくりは、ヨガの伝統的な呼吸法と身体操作の中に存在する「ダルドリー・シッディ(蛙の跳躍)」と呼ばれる技法に過ぎません。ダルドリー・シッディとは、結跏趺坐を組んだ状態で、両手や腰、腹筋の瞬発的な収縮を使って床を強く押し、蛙のようにポンポンと連続して飛び跳ねる運動法を指します。つまり、超能力や奇跡ではなく、純粋な結跏趺坐によるジャンプだったのです。
種明かしの核となるのは、その写真の撮影方法にあります。静止画カメラのシャッタースピードを高速(1/500秒〜1/1000秒程度)に設定し、麻原が反動をつけて跳び上がり、頂点に達したわずか数十分の一秒の瞬間を捉えてシャッターを切ることで、まるで空中にピタリと静止しているかのような画を作り出しました。
当時の撮影現場を目撃した元関係者の証言によると、麻原は何度も息を切らしながら飛び跳ねを繰り返し、最も高く跳べたカット、かつ表情に力みがなく「無我の境地で浮遊しているように見える奇跡の一枚」を選定して宣伝に利用したと報告されています。麻原彰晃の浮く理由は、物理法則を超えた現象ではなく、肉体的な跳躍運動とカメラの特性を巧みに組み合わせた麻原彰晃のジャンプ写真という演出の産物でした。