うさぎに肉球がない決定的な理由とは?足裏の構造と危険な病気の真相
うさぎに肉球がない決定的な理由とは?足裏の構造と危険な病気の真相についての最新情報をご紹介します。
うさぎの足裏の毛が抜け、赤く腫れたりタコができたりする病気は、獣医学的に「ソアホック(飛節びらん/足底皮膚炎)」と呼ばれます。
発症初期には、主にかかとの先端部分の毛が円形に抜け落ち、ピンク色の皮膚が露出します。この段階では無症状に見えますが、放置すると次のような段階を経て急速に悪化します。
【ソアホックの進行ステージ】
- グレード1(初期):かかとの毛が局所的に薄くなり、ピンク色の皮膚や小さなタコ(カルス)が見える。
- グレード2(軽度〜中等度):皮膚が赤く充血し、表面に細かなフケや小さな傷、軽度の腫れが生じる。
- グレード3(中等度〜重度):皮膚が破れて出血や浸出液が出始め、潰瘍を形成。かさぶたができる。
- グレード4(最重度):細菌感染が深部に達し、腱や骨膜に炎症(骨髄炎)が波及。歩行困難に陥る。
骨にまで細菌感染が達した場合、長期的な抗生剤投与が必要になるだけでなく、最悪のケースでは患部の壊死や敗血症を引き起こし、生命に関わる事態に発展します。わずかな赤みであっても「肉球」と自己判断せず、直ちに獣医師の診察を受ける必要があります。