アリダードとはどんな道具?平板測量の仕組みや望遠鏡型との違いを徹底解説

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アリダードを理解する上で避けて通れないのが、「標準型アリダード」と「望遠鏡アリダード」の性能的な隔たりです。肉眼で視準する簡易型と、光学望遠鏡を一体化させた上位機種では、測定精度やカバーできる現場のスケールが劇的に異なります。

項目標準型アリダード望遠鏡アリダード小平板用アリダード視準方式視準板・視準孔による肉眼視準倍率15〜25倍程度の光学望遠鏡簡易スリットによる肉眼視準距離測定の手段巻尺(テープ)による実測が必須スタジア線による光学距離計測が可能歩測または小型巻尺有効視準距離およそ50m以内(肉眼の限界)100m〜300m超の広域に対応20m〜30m以内の近距離主な用途・現場学校教育実習、狭小地の現況把握地形図作成、大規模土地測量(昭和〜平成期)事故見分、簡易見取図、地質踏査重量と可搬性約300〜500g(極めて軽量)約2〜3kg(金属鋳物で重厚)約150〜250g(ポケット収納可能)

望遠鏡アリダードは、定規板の上に支柱を立て、上下方向に回転する高倍率の光学望遠鏡と高精度な高度分度盤を組み込んだものです。望遠鏡の内部には十字線のほかに上下2本の「スタジア線」が刻まれており、目標点に立てた標尺(スタッフ)の目盛りの挟み込み長さを読み取ることで、巻尺で地面を這うことなく目標点までの水平距離と比高(標高差)を瞬時に算出できます。これにより、谷越えや崖地など人間が立ち入れない地形の図面化が飛躍的に容易になりました。

一方、より手軽な作業のために作られたのが「小平板測量」に用いられる簡易アリダードです。手のひらサイズの測板とセットで持ち歩き、警察の交通事故現場検証や林野調査など、機動性とスピードが最優先される現場で長年にわたり活用されてきました。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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