タイガーバームはどこの国発祥?知られざる歴史と赤白の違いを徹底解剖
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1908年に創業者である胡子欽が他界すると、その事業と秘伝の処方は2人の息子、兄の胡文虎(Aw Boon Haw)と弟の胡文豹(Aw Boon Par)に引き継がれました。兄弟は父の遺産をさらに発展させるべく、兄の名の「虎(Tiger)」にちなんで製品名を「タイガーバーム(Tiger Balm)」と改名します。
兄弟は拠点をアジア貿易の要所であったシンガポールへ移転。ここからタイガーバームは爆発的な国際展開を遂げることになります。兄の文虎は卓越したマーケティングの天才であり、巨大なトラの看板を掲げた派手な広告宣伝カーを走らせるなど、当時としては前例のないPR戦略を展開しました。
現在、タイガーバームの製造・販売を手掛けているのは、兄弟の名を冠した上場企業「ハウパーコーポレーション(Haw Par Corporation)」です。シンガポールには、兄弟が築いた伝説的なテーマパーク「ハウパーヴィラ(Haw Par Villa)」が現存しており、極彩色の奇妙な彫刻群とともに、一族が築いた軟膏帝国の繁栄を今に伝えています。