掌蹠膿疱症にヨーグルトは逆効果?ビオチン消費の真相と最新食事療法
掌蹠膿疱症にヨーグルトは逆効果?ビオチン消費の真相と最新食事療法について徹底解説いたします。専門家の見解をご確認ください。
掌蹠膿疱症の治療を進めるうえで、ヨーグルト以外にも日常生活で厳重に警戒すべき食品や生活習慣が存在します。知らず知らずのうちに摂取しているものが、症状を長引かせる直接的な悪化原因となっている場合があります。
筆頭に挙げられるのが「生の卵白」です。生の卵白に含まれるタンパク質「アビジン」は、ビオチンと非常に強く結合する性質を持っています。アビジンと結合したビオチンは腸から一切吸収されずに体外へ排出されてしまうため、生の卵かけご飯やすき焼きの生卵を日常的に食べていると、深刻なビオチン欠乏状態に陥ります。なお、アビジンは加熱によって失活するため、しっかり火を通したゆで卵や炒り卵であれば問題ありません。
また、喫煙は掌蹠膿疱症における最大の増悪因子の一つです。タバコに含まれる有害物質を体内で分解・解毒する過程で、膨大な量のビタミンCとビオチンが浪費されます。実際の臨床現場でも、患者の禁煙成功と皮膚症状の劇的な改善には極めて強い相関が確認されています。このほか、精製された白砂糖の過剰摂取やアルコールも、腸内細菌叢を悪化させ炎症を促進するため制限が求められます。