更年期障害は何歳から始まる?30代の予兆と受診目安を専門解説
更年期障害は何歳から始まる?30代の予兆と受診目安を専門解説について徹底解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。
医療現場において根強く残る誤解が、「更年期は数年耐え忍べば自然に治るから、病院に行く必要はない」という考え方です。これは医学的に極めてリスクの高い判断といえます。
エストロゲンは単に生殖を司るだけでなく、血管の柔軟性を保ち、骨からカルシウムが溶け出すのを防ぎ、コレステロールの代謝を正常に保つという極めて広範な保護作用を担っています。エストロゲンが急減した状態を放置すると、閉経後に骨粗鬆症や脂質異常症、心筋梗塞や脳卒中といった生活習慣病のリスクが一気に跳ね上がります。
自身の状態を客観視するために、広く医療機関で採用されている「簡略更年期指数(SMIチェックシート)」の主要項目を確認しておきましょう。
- 顔がほてる、汗をかきやすい
- 腰や手足が冷えやすい
- 息切れ、動悸がする
- 寝つきが悪い、眠りが浅い
- 怒りやすく、イライラしやすい
- くよくよしたり、憂うつになることがある
- 頭痛、めまい、吐き気がある
- 疲れやすく、肩こりや腰痛がひどい
これらの項目の重症度を合算し、合計点が50点を超える場合や、特定の症状で日常生活に著しい支障が出ている場合は、迷わず専門医に相談すべき段階です。