昭和の大関・琴風の奇跡の復活劇と現在!重傷から優勝、名解説の軌跡

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大関として充実した日々を送る一方、満身創痍の肉体は限界に近づいていました。古傷である左膝に加え、右膝の負傷や糖尿病の発症など度重なるアクシデントに見舞われ、1985年11月場所、28歳という若さで現役引退を決断します。早すぎる引退を惜しむ声は多く聞かれましたが、土俵で全てを出し切った引き際でした。

引退後は年寄・尾車を襲名。1987年には佐渡ヶ嶽部屋から独立して「尾車部屋」を創設しました。部屋の立ち上げ期は資金面や弟子集めで多くの苦労がありましたが、現役時代のリハビリから献身的に支え続けてくれた妻・典子さんと二人三脚で部屋を切り盛りしました。

尾車親方としての情熱的な指導は実を結び、のちに大関候補と目された関脇・豪風や関脇・嘉風をはじめ、矢後、友風といった個性豊かな実力派関取を多数育成。日本相撲協会でも理事や巡業部長、事業部長などの要職を歴任し、相撲界の発展に大きく貢献しました。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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