紫陽花の花が咲かない決定打!葉ばかり茂る原因と満開にする復活術
紫陽花の花が咲かない決定打!葉ばかり茂る原因と満開にする復活術に関する深掘り解説を詳しく解説いたします。
ネット上の栽培情報で最も危険なトラップとなっているのが、品種による生理的性質の相違です。近年、庭植えとして爆発的な人気を誇る北米原産のアメリカノリノキ「アナベル」と、日本古来のガクアジサイや西洋アジサイ(ハイドランジア)では、剪定のルールが根本から異なります。
決定的な差異は、アナベルの剪定時期の違いにあります。普通種が「旧枝咲き(前年にできた枝に咲く)」であるのに対し、アナベルは「新枝咲き(その年の春に伸びた新しい枝に咲く)」という性質を持ちます。そのため、アナベルであれば冬(12月〜2月)に地際近くまでバッサリ刈り込んでも、春に力強く新梢が伸び、初夏には問題なく開花します。
ところが、SNSや入門サイトで「アジサイは冬にバッサリ切っても咲く」というアナベル向けの断片情報だけを目にし、自宅の普通のアジサイを真冬に強剪定してしまう事故が頻発しています。旧枝咲きの普通種で冬の強剪定を行えば、翌年の花は100%咲きません。自宅で育てている品種が「新枝咲き」なのか「旧枝咲き」なのかを把握することが、不毛な失敗を防ぐ絶対的前提となります。