【知性とは何か】誤解だらけの本当の意味と“頭の良さ”との決定的な違いを心理学的に解説
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「知性と知能の違い」は、本記事で最も明確にしておきたいポイントだ。IQテストで測られる知能は、情報処理の速度・作業記憶・パターン認識など、比較的測定可能な認知機能に焦点を当てる。一方、知性はそれらをどう使い、どう判断し、どう表現するかという“運用の質”を含む。
たとえば、IQが高くとも感情的に対話を破綻させる人はいる。逆に、特別な学歴がなくとも、複雑な状況の中で本質を見抜き、他人の立場を慮りながら的確な判断を下せる人はいる。後者を私たちは「知性のある人」と呼ぶ。
心理学者のハワード・ガードナーが提唱した「多重知能理論」も示唆的だ。言語的知能、論理数学的知能、対人的知能、内省的知能など、知性は複数の系統に分かれるとされる。学校で測られるのは主に言語的・論理数学的の2系統に過ぎない。つまり、学校の成績が振るわなかった人にも、豊かな対人的知性や内省的知性が備わっている可能性は十分にある。