ナンシー久美とダンプ松本の絆|全女黄金期の真相と2026年現在の姿
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ナンシー久美(本名:金子久美子)とダンプ松本(本名:松本香)は、奇しくも同じ1960年(昭和35年)生まれです。しかし、昭和の全日本女子プロレスにおいて生年月日の一致は一切意味を持ちませんでした。支配していたのは、徹底した「入門年度順」という厳格極まる縦社会の掟でした。
ナンシー久美は1976年(昭和51年組)に15歳でプロテストに合格しデビュー。ビューティ・ペア(ジャッキー佐藤・マキ上田)の妹分としてビクトリア富士美とともに「ゴールデン・ペア」を結成し、第24代WWWA世界タッグ王座を獲得するなど、圧倒的なルックスと軽快な空中殺法で一世を風靡しました。
一方のダンプ松本が入門したのは4年後の1980年(昭和55年組)。当時の全女において「4年」のキャリア差は、雲の上の大スターと新弟子という決定的な格差を意味していました。本名の松本香としてデビューしたものの、運動能力に恵まれず落ちこぼれ扱いを受け、雑用と理不尽な叱責に耐える日々を送っていたダンプ松本にとって、すでに全女の看板レスラーとして君臨していたナンシー久美は、まさに別世界の存在でした。