風邪の放置は危険?気管支炎で即入院になる判断基準と費用相場を徹底解説

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多くの人が「気管支炎くらいで入院になるのか」と驚きます。しかし、空気の通り道である気管支の粘膜に激しい炎症が起きると、気道が浮腫(むく)んで内腔が狭まり、過剰に分泌された粘稠な痰が気道を塞ぎます。これにより、息を吸い込んでも肺胞まで十分な酸素が届かない換気障害に陥るのです。

医療現場において、外来通院での内服加療を打ち切り、急性気管支炎入院へ切り替える基準は明確に定められています。医師が最も注視するのは、パルスオキシメーターで計測される動脈血酸素飽和度(SpO2)の数値です。健康時であれば96〜99%を示す数値が、SpO2 93〜95%以下に低下している場合、安静にしていても低酸素血症に陥っていると判断され、入院管理下での呼吸困難酸素吸入が不可欠となります。

また、成人と子供で異なる観察ポイントも見逃せません。大人の場合は「横になると息苦しくて眠れない(起坐呼吸)」「激しい咳込みによる胸痛や脱水」、乳幼児の場合は「小鼻をピクピクさせて呼吸する(鼻翼呼吸)」「息を吸うたびに鎖骨の上や肋骨の下がペコペコ凹む(陥没呼吸)」が、即座に入院を要する気管支炎入院基準の絶対的なサインとなります。水分すら受け付けず尿量が激減している場合、気道分泌物を自力で排出できなくなり、窒息のリスクが跳ね上がります。

さらに現場で頻繁に問題となるのが、肺炎との違いです。気管支炎は空気のパイプ部分(気道)の炎症にとどまりますが、病原体がさらに奥の「肺胞」まで侵入して炎症を起こすと肺炎へと移行します。聴診器で聴こえる「バリバリ」「ブツブツ」という水泡音(ラ音)、血液検査における炎症反応(CRP値や白血球数)の異常高値、そして胸部X線やCT画像で肺胞に白く広がる「浸潤影(しんじゅんえい)」が確認された場合、気管支炎から二次性の細菌性肺炎を併発したと診断され、即座の集中治療プロトコルへと移行します。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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