アールヌーボーとアールデコの違いとは?一瞬で見分ける3つの特徴を徹底解説
アールヌーボーとアールデコの違いとは?一瞬で見分ける3つの特徴を徹底解説の重要なポイントについて、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。
建築やインテリア家具の分野においても、両者のアプローチは極めて対照的です。
アールヌーヴォー建築の代表例として挙げられるのが、エクトル・ギマールが設計したパリの地下鉄駅入口や、ベルギーのヴィクトール・オルタによる邸宅群です。鋳鉄を使って植物のツタが絡みつくようなゲートを作り、建物のファサードや手すり全体に生き物のような躍動感を与えました。
対するアールデコ建築の最高到達点は、1930年に完成したニューヨークの「クライスラー・ビル」です。摩天楼の頂上部を飾るステンレス鋼の扇状アーチやラジエーターキャップを模した彫刻は、まさに自動車産業と機械文明の繁栄を象徴しています。日本国内においても、1933年に竣工した旧朝香宮邸(現・東京都庭園美術館)は、アンリ・ラパンやルネ・ラリックら当時のフランス最高峰のクリエイターが手がけた、世界有数のアールデコ建築の傑作として知られています。
また、アールデコ インテリア 家具においては、直線的なフォルムの中に、エボニー(黒檀)や象牙、鮫皮、クロムメッキ鋼管といった新旧の高級素材を幾何学的に組み合わせる手法が確立されました。シンプルでありながら圧倒的な重厚感と都会的ラグジュアリーを兼ね備えたデザインは、現代のタワーマンションやモダンホテルのインテリアにも脈々と受け継がれています。