金近廉の現在地と東海大中退の真相|年俸推移と日本代表での進化論
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大学バスケの頂点に君臨する東海大学(シーガルス)で2年生にしてインカレ優勝とMVPを獲得しながら、なぜ金近廉選手は中退という異例の選択肢を採ったのか。当時、大学関係者やファンの間では賛否両論が巻き起こりました。
最大の転機となったのは、2026年2月23日のFIBAワールドカップ2026アジア地区予選(イラン戦)でした。トム・ホーバスヘッドコーチ率いる日本代表のロスターに抜擢された金近選手は、代表初出場ながら6本の3ポイントシュートを含むチーム最多の20得点を記録。「海外のビッグマンと対等に渡り合うためには、1日も早くプロのフィジカルとスピードに身を投じる必要がある」という痛切な確信が、彼の中で固まった瞬間でした。
当時の会見資料やメディアインタビューで本人が「大学に残って得られる経験もあるが、世界で戦うための時間は限られている」と語った通り、この決断は衝動的なものではなく、2026年パリ五輪、さらには2028年ロサンゼルス五輪を見据えた冷徹なキャリア設計に基づいたものでした。伝統ある東海大学の育成システムに対する敬意を払いながらも、自己の限界を突破するために選んだプロ契約は、日本バスケ界における「早期プロ化」の新たなマイルストーンとなっています。