マンザニロで実をならせる!プロが教えるオリーブ栽培の完全版

話題沸騰中の マンザニロで実をならせる!プロが教えるオリーブ栽培の完全版について、多角的な視点を整理して公開しています。

オリーブには世界中で数千種もの品種が存在しますが、日本で流通している主要品種の中でもオリーブのマンザニロの特徴は非常に際立っています。原産国スペインではオイル用としても一部利用されるものの、その卓越した果肉率(果実全体に対する果肉の割合が約85%前後)と柔らかな食感から、ピクルスや新漬けといった果実加工に最も適した品種として評価されています。

樹形は枝が横に広がりやすい開帳性(かいちょうせい)を示し、樹高が低めにまとまりやすいため、ベランダでの鉢植え栽培や狭い庭での管理にも適しています。葉はやや幅広で丸みを帯びており、銀緑色の美しい葉裏が風に揺れる姿は鑑賞価値も抜群です。

日本国内でマンザニロとしばしば比較されるのが、アメリカ原産の「ミッション(Mission)」です。オリーブのマンザニロとミッションの違いを把握しておくことは、苗木選びにおいて失敗を避ける第一歩となります。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価樹形・樹勢開帳型(枝が横に広がる)
樹高は低めに管理可能直立型(ミッション等)
上方向へ直進する鉢植えや収穫重視の低樹高管理に向いており、剪定で樹冠を広げやすい。果実の形状と重さ丸い球形(リンゴ型)
1果あたり3.0〜4.5g卵型・先尖り型
1果あたり2.0〜3.0g果肉が肉厚でジューシー。加工後の歩留まりが良く、食感が柔らかい。主な用途テーブルオリーブ(新漬け・ピクルス)専用・兼用オイル・果肉兼用種(油分含有率15〜20%)自家製塩漬けを作りたいなら、マンザニロが圧倒的に満足度が高い。苗木の流通価格帯5号鉢(樹高50〜70cm):約2,500〜4,500円
大苗(樹高1.5m以上):12,000〜25,000円普及種平均:2,000〜3,500円園芸店・通信販売で常時安定流通。接ぎ木苗や根張りの良い個体を選ぶのが鉄則。

ミッションがまっすぐ上に伸びてシャープな葉を持つのに対し、マンザニロはふんわりと横にボリュームが出るため、目隠しや庭の空間演出にも重宝されます。ただし、枝が下垂しやすいため、適切な支柱立てや剪定を行わないと樹形が乱れやすい点に注意が必要です。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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