プーさんの著作権切れは本当?ホラー映画化の真相と商用利用の罠

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ネット上のキュレーションメディアや副業ブログで頻繁に見かける危険な言説が、「プーさんは著作権フリーだから、無料イラストを使ってTシャツやLINEスタンプを作って副収入を得よう」という誘い文句です。ここには、実務上極めて重大な落とし穴が複数隠されています。

まず、プーさん イラスト フリー素材 注意点として知っておくべきは、インターネット上の「フリー素材サイト」にアップロードされているイラストの多くが、ディズニー版のデザインを無自覚にトレースしたものであるという点です。第三者が「著作権フリー」と銘打って配布していても、その元絵がディズニーアニメを模倣していれば、それを利用して製品化したユーザー自身が著作権侵害の直接責任を問われます。「サイトにフリーと書いてあったから知らなかった」という言い訳は、法廷では一切通用しません。

また、日本国内における著作権法の適用関係にも注意を払う必要があります。日本ではかつて保護期間が著作者の死後50年(現在は法改正により70年)であり、A・A・ミルンは1956年に他界しました。さらに第二次世界大戦に伴う「戦時加算」(英国等の連合国著作権に対して約10年の保護期間が上乗せされる規定)を考慮しても、原作小説のテキストそのものは日本国内でも保護期間が満了しています。しかし、挿絵を手掛けた画家E・H・シェパードが1976年に亡くなっているため、挿絵の著作権に関しては管轄国や条約の解釈によって満了時期の判断が高度に分岐します。この複雑な二重構造を理解せずにイラストをそのまま商用利用することは、極めて高いリーガルリスクを伴います。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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