毛虫に刺された時の正しい応急処置!激痛とかゆみを防ぐ対処法
毛虫に刺された時の正しい応急処置!激痛とかゆみを防ぐ対処法に関する注目トピックをまとめてご紹介します。関心のある方は必見です。
毛虫の被害に遭った際、パニックに陥って無意識にとってしまう動作が、実は症状を数倍に悪化させているケースが目立ちます。皮膚科医や小児科の臨床現場において、毛虫に刺された時の絶対NG行為として真っ先に挙げられるのが以下の4点です。
第1に「患部を手で擦る・掻きむしる行為」です。毒針毛(どくしんもう)は極めて微細で脆いため、擦ることで針が折れて皮膚の奥深くまで侵入し、広範囲に毒素を撒き散らします。第2に「素手で毛を払うこと」です。触れた手のひらや指先に毒針が移り、その手で触れた顔や首筋にまで皮膚炎が飛び火します。第3に「刺された服をそのまま脱いで脱衣所に放置したり、他の洗濯物と一緒に洗うこと」、そして第4に「かゆみを紛らわせようと熱い風呂に入ること」です。血行が促進されると毒素の巡りが早まり、耐え難いかゆみを引き起こします。
では、被害を最小限に抑える毛虫刺され応急処置の正しい手順とは何でしょうか。現場で推奨される救急ステップは明確に確立されています。
まず最初に行うべきは、ガムテープによる毒針毛除去法です。セロハンテープや粘着テープ、ガムテープを患部に優しく当て、そっと持ち上げるようにして皮膚表面に刺さっている毛を物理的に剥がし取ります。この際、テープを患部に強く押し付けたり、横に擦りつけたりしてはいけません。テープの面を変えながら数回繰り返し、目に見えない微細な針を吸着させます。
粘着テープでの除去を終えたら、次は流水洗浄に移ります。鎌倉市大船の小児科クリニックなどの臨床指針でも示されている通り、患部を決して手で擦らず、たっぷりと泡立てた石鹸の泡を乗せ、シャワーなどの勢いのある流水で洗い流します。石鹸の界面活性剤が皮膚表面に残った微小な毒針毛や毒液を包み込み、水圧とともに体外へ押し流す効果を発揮します。
洗浄後は清潔なタオルで押さえるように水分を拭き取り、保冷剤や氷嚢(ひょうのう)をタオル越しに当てて患部をしっかりと冷却します。局所の血管を収縮させることで、ヒスタミンをはじめとする発痛物質の遊離を抑え、猛烈なかゆみと腫れを鎮静化させることが可能です。