ひじき食べ過ぎの危険性は?無機ヒ素の真相と安全な摂取目安を徹底検証

ひじき食べ過ぎの危険性は?無機ヒ素の真相と安全な摂取目安を徹底検証の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

ひじきに含まれる無機ヒ素は水溶性の性質を持っています。そのため、調理前の適切な下処理を行うことで、含有量を劇的に低減させることが可能です。農林水産省が公表した調査研究データに基づき、家庭で誰でも実践できる科学的な下処理法を整理しました。

1. 「水戻し」による処理手順

乾燥ひじきをたっぷりの水(ひじきの重量の20〜30倍程度)に20〜30分間浸します。この工程だけで、ひじきに含まれる無機ヒ素の5割〜6割以上が水中に溶出します。注意すべき点は、戻し汁を絶対に調理に使用せず、流水でしっかりひじきをもみ洗いした後に水気を切ることです。

2. さらに安全性を高める「茹でこぼし」手順(推奨)

より確実を期す場合、水戻ししたひじきを沸騰した湯で2〜3分ほど茹で、その茹で汁をすべて捨てる「茹でこぼし」を行います。水戻しと茹でこぼしを組み合わせることで、無機ヒ素の最大90%程度をカットできます。乾燥ひじきをそのまま鍋に投入して煮汁ごと煮含めるような調理法は避け、下処理をルーティン化することが肝要です。

芽ひじきと長ひじきの安全性と違い

市場に流通しているひじきには、葉の部分を集めた「芽ひじき」と、茎の部分を使った「長ひじき」があります。植物生理学的な蓄積傾向として、茎部分である長ひじきの方が無機ヒ素の濃度がやや高い傾向が見られます。ただし、どちらの部位であっても「水戻し・茹でこぼし」を行えば大幅に低減されるため、適切な下処理を行っていれば安全性の優劣を過剰に気にする必要はありません。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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