競走馬の時速は何キロ?最高速度のギネス記録と車・チーター比較

競走馬の時速は何キロ?最高速度のギネス記録と車・チーター比較とは一体何なのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。

数値上の「時速60〜70キロ」という表記以上に、現場で馬と向き合うホースマンたちが感じるスピードの体感は強烈です。

歴代のトップジョッキーたちが特番インタビューや自著の手記で語ってきた生の証言を紐解くと、そこには命懸けの極限世界が広がっています。あるベテラン騎手は「時速60キロ以上で風圧を受けながら、鐙(あぶみ)の上に爪先立ちでバランスを取る感覚は、車の屋根の上に立って高速道路を疾走しているのに近い」と表現しています。フロントガラスもブレーキペダルもない状況下で、500キロの質量を持つ生き物をミリ単位でコントロールする緊張感は並大抵ではありません。

調教スタンドで毎朝ストップウォッチを握る厩舎関係者を取材すると、タイムと馬の調子に関する興味深い事実が浮かび上がります。

「本当に状態が良い名馬に乗っていると、スピードが出ている感覚が薄れることがある。背中がブレず、跳び(ストライド)が驚くほど滑らかになるため、騎手は『時速50キロくらいの手応え』と思っていても、時計を見ると楽にハロン11秒台(時速約65キロ)が出ている。逆に調子が落ちている馬やバランスの悪い馬は、バタバタと激しく動くため体感速度だけが速く感じられ、実際のタイムは遅い」(栗東トレーニングセンター関係者の談話)

SNSやファンのコミュニティでも「目の前を通過した瞬間の風圧と足音の迫力が映像と全く違う」という感想が数多く寄せられます。馬場沿いのラチ(柵)近くで観戦した際に感じる風の轟音と芝の跳ね返りは、まさに時速60キロ超の巨大なエネルギーが目の前を駆け抜けている証拠です。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest