神楽坂オー・メルヴェイユ・ドゥ・フレッド!絶品メレンゲと混雑の真実
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東京メトロ東西線の神楽坂駅矢来口を出て徒歩1分、閑静な住宅街の入り口に姿を現す3階建ての白亜の洋館。それがオー・メルヴェイユ・ドゥ・フレッド神楽坂です。パリ、ロンドン、ニューヨークなど世界の主要都市で愛されてきた同店がアジア第1号店としてこの地を選んだ背景には、日仏学院(アンスティチュ・フランセ東京)を擁し、古くからフランス文化と深い結びつきを持つ神楽坂ならではの歴史的風土があります。
創業者のフレデリック・ヴォーカン(Frédéric Vaucamps)氏は、1982年にフランス北部の古都リールで自身の工房を開設しました。彼が目指したのは、18世紀末のフランス革命後に流行したとされるフランドル地方の伝統的なメレンゲ菓子「メルヴェイユ」の再構築でした。かつては重く甘美すぎると敬遠されがちだったこの古典菓子を、ヴォーカン氏は極限まで空気を抱かせた軽快なメレンゲと、上質なフレーバーホイップクリームを融合させることで、現代の美食家たちを唸らせる唯一無二のスイーツへと昇華させたのです。
店舗の扉を開けると、まず視界を圧倒するのが天井から吊り下げられた特注の巨大クリスタルシャンデリアです。1階のオープンキッチンでは、パティシエたちが目の前でメレンゲにクリームを手早く絞り、削りチョコレートをまぶしていく華麗な職人技が繰り広げられています。漂うバターとバニラの甘い香り、磨き上げられた大理石のカウンター、そしてフランス語が飛び交う活気ある空間は、訪れた瞬間に日常から切り離されたヨーロッパのパティスリーそのものの没入感を与えてくれます。