涙袋ヒアルロン酸失敗の真相!ナメクジ化の理由と後悔しない修正法

涙袋ヒアルロン酸失敗の真相!ナメクジ化の理由と後悔しない修正法の全貌を詳しく解説してご紹介します。

涙袋施術において、膨らみすぎと並んで深刻なトラブルが「目元が青あざのように透けて見える」という現象です。この涙袋ヒアルロン酸が青く透ける原因は、物理学で知られるチンダル現象に起因します。

ヒアルロン酸は本来無色透明のゲル状物質ですが、皮膚の極めて浅い層に塊(ボウル状)で注入されると、外から入った光のうち波長の短い青色光だけが強く散乱・反射されます。下まぶたの皮膚は厚さ約0.5〜0.6mmとティッシュペーパー1枚程度しかないため、注入位置がわずかコンマ数ミリ浅いだけでも、皮膚越しに青白く発色してしまうのです。

加えて、触ると硬い豆のような異物感を覚える涙袋ヒアルロン酸しこりの原因には、以下の要因が関係しています。

第一に、本来なら繊細な目元には不向きな「高凝集・高弾性の硬い製剤」を選択してしまうミスです。涙袋には粒子が細かく馴染みやすい低吸水性の製剤(ボルベラXCやベロテロソフトなど)を用いるのが鉄則ですが、持続期間の長さを売りにする安価な高濃度ヒアルロン酸を使用すると、組織と融合せずに被膜(カプセル)を形成してしこり化します。

第二に、涙袋ヒアルロン酸の左右差が生じる根本要因です。人間の顔は骨格や眼輪筋の収縮力に生まれつき左右差があります。片側の筋力が強い場合、注入されたヒアルロン酸が外側へ押し出されたり、内出血のリスクを避けるために注入スピードを左右で変えてしまったりすることで、左右非対称な歪みが生じるのです。これらは施術者の緻密なデザイニング能力不足が引き起こす典型例といえます。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest