猫アレルギーで目が腫れる原因と対処法|突然の結膜浮腫や市販目薬の真実
猫アレルギーで目が腫れる原因と対処法|突然の結膜浮腫や市販目薬の真実の注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。
Q1:猫を触っていないのに、猫を飼っている友人の家に行っただけで目が腫れるのはなぜですか?
A1:猫アレルゲン(Fel d 1)は極めて微細で軽く、部屋の壁紙、カーテン、カーペット、ソファなどに長期間付着・残存するためです。猫自身がその場にいなくても、人が歩くだけで床や布製品から微粒子が舞い上がり、結膜に付着して激しいアレルギー性結膜炎を誘発します。また、猫の飼い主の衣服にも大量に付着しているため、接近するだけで反応することがあります。
Q2:白目がぶよぶよに腫れ上がる「結膜浮腫」が出た場合、救急車を呼ぶべきでしょうか?
A2:見た目の衝撃は極めて大きいものの、結膜浮腫単独で窒息や心停止を招くことはないため、意識が清明で呼吸が正常であれば直ちに救急車を要請する必要はありません。ただし、「喉の痒み・締め付け感」「息苦しさ・咳き込み」「全身の蕁麻疹」「めまい・血圧低下」などのアナフィラキシー症状を伴っている場合は、一刻を争うため直ちに救急要請(119番)を行ってください。眼症状のみの場合は、冷水タオルで瞼を冷やしながら翌朝一番に眼科を受診するのが原則です。
Q3:市販の目薬を使っても痒みや腫れがまったく治まりません。何が原因でしょうか?
A3:市販薬の抗ヒスタミン作用を上回る大量のアレルゲンに曝露し続けている可能性や、すでにアレルギー性結膜炎から移行して角膜に傷がついている可能性が考えられます。また、市販の目薬に含まれる防腐剤(塩化ベンザルコニウムなど)自体に対してアレルギー反応を起こし、点眼によってかえって炎症を悪化させているケースも少なくありません。48時間以内に改善が見られない場合は自己治療を中止し、防腐剤フリーの処方薬や抗炎症ステロイド点眼薬を眼科で処方してもらう必要があります。
Q4:片目だけが腫れ上がるのは、猫アレルギー以外の病気の可能性もありますか?
A4:可能性は十分にあります。アレルゲンが付いた手で片目を擦ったことによる結膜浮腫が最も頻度の高い原因ですが、細菌感染による「麦粒腫(ものもらい)」、ウイルス性結膜炎、あるいは眼窩蜂巣炎(がんかほうそうえん)といった感染症が偶然同じタイミングで発症しているリスクも排除できません。目やにの色が黄色〜緑色に濁っている、眼球を動かすと強い痛みがある、あるいは発熱を伴う場合は、アレルギーと決めつけずに眼科専門医の精密検査を受けてください。