九龍城取り壊しとネズミ大脱走の真相!香港政府の極秘作戦と跡地
九龍城取り壊しとネズミ大脱走の真相!香港政府の極秘作戦と跡地の重要ポイントを解説します。最新トレンドがチェックできます。
香港のスラム街の歴史において、九龍城砦の過密ぶりは世界でも類を見ないものでした。わずか2.6ヘクタールほどの土地に、無許可で増改築を繰り返した10階〜14階建ての雑居ビル群が隙間なく密集。ピーク時には約3万3000人から5万人が暮らしており、当時の世界最高クラスの人口密度を記録していました。
砦の内部は、太陽の光が一切差し込まない暗闇が広がり、網の目のように入り組んだ細い通路には電線と水道パイプが蜘蛛の巣のように張り巡らされていました。上層階から常に汚水が滴り落ち、ゴミ収集機能が事実上破綻していたため、建物と建物のわずかな隙間や吹き抜けには何十年分もの生活ゴミが堆積していたのです。
こうした劣悪な衛生環境に加え、砦内には無免許の食品加工工場(つみれや豚肉加工など)や飲食店が多数営業していました。豊富に存在するエサと湿潤な暗闇は、ネズミやゴキブリなどの害獣にとって爆発的な繁殖を可能にする温床となり、「猫ほどもある巨大なドブネズミ」が白昼堂々と通路を闊歩する光景は日常茶飯事となっていました。