バイとは?パンセクシャルとの決定的な違いや恋愛観・割合を徹底解説
バイとは?パンセクシャルとの決定的な違いや恋愛観・割合を徹底解説について徹底解説いたします。専門家の見解をお届けします。
両性愛者の特徴と恋愛傾向は、決して「男女を半々で均等に好きになる」という単純なものではありません。当事者の心理を掘り下げると、惹かれる比率が「男性7:女性3」であったり、年齢やライフステージの変化によって好みのウェイトが揺れ動く「バイセクシュアル・フルイディティ(流動性)」を経験する人が珍しくありません。
また、バイ女性とバイ男性の心理の間にも、社会的なジェンダーロールに起因する差異が見られます。バイ女性の場合、女性同士の親密なスキンシップが社会的に許容されやすい反面、自身の好意が「ただの友達関係の延長」と片付けられてしまう苦悩があります。対してバイ男性は、「男らしさ」を強要する家父長的なプレッシャーから、同性への惹かれを認めることに強い葛藤を覚え、孤立を深めやすい構造が浮き彫りになっています。
現場取材やSNS上の当事者コミュニティの検証から見えてくる「バイセクシュアルあるあると悩み」には、次のような切実な声が溢れています。
- 「異性と付き合えば『結局ストレートだったんだね』と言われ、同性と付き合えば『ゲイ(レズビアン)に目覚めたの?』と決めつけられる」
- 「どちらの性別も好きになれると言うと、必ず『じゃあ浮気する確率が2倍じゃん』とからかわれる」
- 「異性愛者の集まりでは浮き、同性愛者のコミュニティでは『いつか異性のもとへ逃げる裏切り者』として警戒されてしまう」
手記やインタビューで当事者が告白するように、カミングアウトの真相と体験談の背後には、異性愛コミュニティと同性愛コミュニティの双方から居場所を奪われる「二重の排除」が存在しています。この現象は社会学で「バイ・イレイジャー(Bisexual Erasure:バイセクシュアルの不可視化・消去)」と呼ばれ、当事者の精神的健康を脅かす深刻な問題として提起されています。