魚へんに秋「鰍」の読み方は?サンマではない理由と由来を徹底解説

魚へんに秋「鰍」の読み方は?サンマではない理由と由来を徹底解説について押さえておきたい 理由を厳選して解説いたします。

居酒屋の湯呑みや難読漢字の定番として登場する「鰍」ですが、初見で「サンマ」と誤読してしまうケースが後を絶ちません。秋刀魚という表記があまりに広く定着しているため、「魚偏に秋一文字でサンマ」と連想してしまうのが大きな要因です。

日本の辞書および水産・漢字文献における鰍の読み方は、主に以下の3通りに分類されます。

1つ目は、最も一般的な訓読みである「かじか(杜父魚・鰍)」です。カサゴ目カジカ科に属する魚で、主に日本全国の澄んだ渓流や沿岸部に生息しています。

2つ目は、出世魚ブリ(鰤)の成長過程における若魚を指す「いなだ(鰍・鰍魚)」です。関東地方を中心に30cm〜50cm前後の個体を「イナダ」と呼びますが、この段階の漢字表記として「鰍」が宛てられる伝統があります。

3つ目は、古代中国や漢音に由来する音読みの「シュウ」です。なお、中国の古書(『本草綱目』など)では「鰍」の文字は「ドジョウ(泥鰌)」を指していました。日本に漢字が伝来した際、日本固有の魚類生態に合わせて「カジカ」や「イナダ」の訓が当てはめられたという歴史的背景が存在します。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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