野球のエースとは?語源と背番号18の謎・最強投手の条件を徹底解剖

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「エース(Ace)」という言葉を聞くと、多くの人はトランプの「A」や「切り札」を連想しがちです。しかし、野球界において主戦投手をエースと呼ぶようになった直接の起源は、19世紀のアメリカに実在した1人の大投手でした。

全米を震撼させた伝説の投手「エイサ・ブレイナード」

歴史の扉を開いたのは、1869年に結成されたアメリカ初のプロ野球チーム「シンシナティ・レッドストッキングス」の主力投手、エイサ・ブレイナード(Asa Brainard)です。本名「アサヘル(Asahel)」の愛称が「エイサ(Asa)」であり、当時の発音がトランプの「Ace」と酷似していたことに端を発します。

ブレイナードはこの年、チームの年間試合のほぼ全試合に登板し、驚異的な投球でチームの公式戦「57勝0敗1分」という前人未到の無敗記録を樹立しました。当時の新聞記者やファンは、神がかり的な投球を続ける彼の名前(Asa)と、切り札を意味する「Ace」を重ね合わせ、敬意を込めて「エース・ピッチャー(Ace Pitcher)」と呼ぶようになったのです。

これが全米のメディアを通じて定着し、やがて「チームで最も信頼できるナンバーワン投手」を指す野球用語として世界中に普及していきました。

清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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