コース立方体組み合わせテストとは?言葉不要でIqを測る仕組みと判定基準
コース立方体組み合わせテストとは?言葉不要でIqを測る仕組みと判定基準とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。
コース立方体組み合わせテスト(Kohs Block Design Test)は、1920年代にアメリカの心理学者S. C. Kohsによって考案された非言語性知能検査の代表格です。日本国内では、心理検査器具の専門出版社である三京房が日本版標準化を行い、長年教育機関や医療機関へ普及させてきました。コース立方体組み合わせテストの目的は、言語能力や文化的背景、学歴の影響を極力排除した上で、純粋な視覚・空間認知能力、構成的知能、ならびに問題解決における試行錯誤の柔軟性を測定することにあります。
検査器具として用いられるのは、1辺約3cmの立方体ブロック16個です。各ブロックの6面は以下のように精密に塗り分けられています。
- 単色面:赤、白、青、黄(各1面、計4面)
- 2色分割面:対角線で「赤/白」「青/黄」に二等分された面(計2面)
受検者は、手元に提示された見本カードの幾何学模様を見ながら、同じ絵柄になるよう手元のブロックを机上で正しく組み上げます。問題が進むにつれて使用する立方体の数が4個、9個、最大16個へと増加し、複雑な斜めラインの構成が要求される仕組みです。コース立方体組み合わせテストの対象年齢は、標準化データ上は満6歳から高齢者までと極めて幅広く、言葉の発達が未熟な幼児から、失語症や難聴を抱える成人まで無理なく実施できます。