裁判官の任命プロセスに迫る!権力の思惑と知られざる選考基準
裁判官の任命プロセスに迫る!権力の思惑と知られざる選考基準を徹底追究! 知っておきたい 情報と解説を分かりやすく展開します。
国民が直接、裁判官の適性を判断する唯一の機会が最高裁判所裁判官国民審査制度である。衆議院解散総選挙と同時に実施されるこの審査は、「解職の制度」として憲法上に位置づけられている。しかし、制度の発足以来、国民審査によって罷免された裁判官は一人も存在しない。
情報開示が圧倒的に不足していることが、制度の形骸化を招いている最大の要因だ。個々の判事の詳しい実績や判断傾向、人身取引や憲法問題・司法行政に対する個人の見解を知る手立ては限定されている。国民審査が事実上の「不発の安全装置」と化している現状において、司法に対する民主的統制をいかに実効化するかは、現代日本の重大な政治課題と言える。