耳垢が湿ってる理由はワキガ体質?遺伝の真相と病気リスクを徹底解剖

耳垢が湿ってる理由はワキガ体質?遺伝の真相と病気リスクを徹底解剖について知っておくべき 理由を分かりやすい構成で解説いたします。

SNSやネット相談コミュニティの投稿を分析すると、湿った耳垢に対する切実な悩みが多く寄せられています。「高校生になって綿棒を使ったら黄色くベタついていて、自分がワキガだと知って絶望した」「周囲に体臭を指摘されたことはないが、耳垢が湿っているせいで他人に近づくのが怖い」といった、過剰な自意識と恐怖心に苦しむ声が目立ちます。

美容医療や皮膚科の現場を取材すると、こうしたネット言説の影響による「自己臭恐怖症(嗅覚関係障害)」に陥った患者が急増している実態が浮かび上がります。ある美容形成外科の専門医は次のように証言します。

「診察室に来られる方の中には、客観的なガーゼテスト(脇に挟んだガーゼの臭いを医師が判定する検査)を行っても体臭がほとんど感知できないレベルであるにもかかわらず、『耳垢が湿っているから自分は絶対に強烈に臭っているはずだ』と思い込んでいる方が少なくありません。綿棒で1日に何度も耳の穴を力任せに擦り続け、皮膚がびらん(ただれ)を起こして汁が出て、それを耳垢の湿りと勘違いして悪循環に陥っているケースもあります」

日本人の約84%が乾性耳垢であるという「多数派社会」の環境が、湿性耳垢を持つ人に対して過度な異質感を抱かせている側面は否めません。欧米では湿性耳垢が大多数を占め、体臭ケアは歯磨きと同様の一般的なエチケットとしてフラットに扱われます。しかし、無臭であることが暗黙のマナーとされる日本社会特有の潔癖感が、不必要な劣等感を増幅させているのが現場のリアルです。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest