足首の捻挫が治らない?前脛腓靭帯損傷の全治期間と手術の真実
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足首を捻った直後、外くるぶしの前側ではなく「少し上のすねのあたり」に強い痛みを感じた経験はないでしょうか。日常診療において「足首捻挫が治らない理由」を追究していくと、極めて高い確率で突き当たるのが前脛腓靭帯損傷です。
下腿部(すね)は、内側の太い「脛骨(けいこつ)」と外側の細い「腓骨(ひこつ)」という2本の骨で構成されており、この2本が離れないよう強固に結びつけているのが遠位脛腓靭帯結合部(シンスモシス)です。その前面を支える線維束こそが前脛腓靭帯であり、ここが引き裂かれる外傷は、欧米でハイアンクルスプレイン(High Ankle Sprain)と呼ばれ、通常の捻挫とは全く異なる重篤な怪我として厳重に扱われます。
足首が外側に強くねじ込まれたり(外旋ストレス)、つま先が上がった状態で過度な体重がかかったりした際に発症しやすく、ラグビーやサッカー、スキー、バスケットボールなどの接触・方向転換プレーで多発します。関節の土台そのものがグラつくため、放置すると治癒が極めて遅れるのが特徴です。