大人の手足口病はなぜ猛烈にかゆい?重症化の理由と夜の激痛対処法
大人の手足口病はなぜ猛烈にかゆい?重症化の理由と夜の激痛対処法の背景について、専門知識を詳しくお届けします。
手足口病の原因ウイルスを直接退治する抗ウイルス薬は存在しないため、対症療法で苦痛を抑え込む必要があります。夜間の激痛やかゆみに直面した際、最も即効性があり安全な対症療法は「保冷剤で局所を冷やすこと」です。
タオルやガーゼで包んだ保冷剤を手足の患部に当てることで、拡張した毛細血管を収縮させ、知覚神経の伝達速度を一時的に麻痺させることができます。アイス枕に手足を乗せて就寝するだけでも、夜間の不快感は劇的に和らぎます。
一方で、絶対に避けるべき重大なNG行動が「手持ちのステロイド軟膏を自己判断で塗ること」です。ステロイドには強力な抗炎症作用がありますが、同時に局所の免疫を低下させる作用があります。ウイルス感染症である手足口病にステロイドを塗布すると、ウイルスが局所で爆発的に増殖し、水疱の拡大や治癒の遅れなど症状を著しく悪化させるリスクがあります。湿疹用のかゆみ止めであっても、成分にステロイド(ヒドロコルチゾン、吉草酸酢酸プレドニゾロン等)が含まれていないか必ず確認してください。