慢性上咽頭炎に漢方は効くのか?Bスポット難民を救う処方と真相
慢性上咽頭炎に漢方は効くのか?Bスポット難民を救う処方と真相について知っておくべき ポイントを分かりやすく解説いたします。
漢方薬を試したものの「効果を実感できない」と匙を投げてしまう患者には、共通する3つの盲点が存在します。
第1の落とし穴は、「病態のステージと処方のズレ」です。上咽頭が真っ赤に腫れ上がって激痛がある急性憎悪期に、じっくり体質改善を狙う補気剤を飲んでも火消しにはなりません。逆に、炎症自体は枯れているのに神経の過敏さだけで違和感が残っている段階で、強力な消炎・解毒剤を飲み続ければ体を冷やして血流を悪化させます。病態の進行ステージに応じた処方の切り替えができていないケースが極めて多いのです。
第2の落とし穴は、「完治までの期間に対する認識の甘さ」です。抗生物質や消炎鎮痛剤のような西洋薬と異なり、上咽頭粘膜の微小循環を修復し、粘膜免疫を再構築するには最低でも2〜3ヶ月の連続服用が基本単位となります。2週間程度で「変わらない」と服用をやめてしまうのは、効果発現の手前で自ら治療を放棄しているに等しいと言えます。
第3の落とし穴は、「生活要因による炎症の再生産」です。無意識の口呼吸、就寝前の過食、胃食道逆流症の放置、慢性的な睡眠不足があれば、上咽頭は毎晩のように新たな化学的・物理的刺激に晒され続けます。生活習慣の改善を怠ったまま漢方薬だけに頼っても、効果は相殺されてしまいます。