パソコン画面に線が入る原因は?故障前のリセット術と修理相場を解説
パソコン画面に線が入る原因は?故障前のリセット術と修理相場を解説について詳しく解説いたします。最新の情報をご覧ください。
放電やドライバーの再起動を試しても改善しない場合、問題がディスプレイパネル自体の寿命・破損にあるのか、それとも本体側のマザーボードやOS内部にあるのかを厳密に切り分ける必要があります。修理現場でエンジニアが実践している2つのテストを用いれば、専門的なテスター器具を使わずとも1分程度で判別がつきます。
1つ目のテストは、パソコン起動直後に行うBIOS画面確認です。パソコンの電源ボタンを入れた直後、メーカーのロゴ画面が表示されるタイミングで「F2」キーや「Delete」キーを連打し、マザーボードの基幹システムであるBIOS(UEFI)設定画面を立ち上げます。BIOS画面はWindowsなどのOSやグラフィックドライバーが一切読み込まれていない、純粋なハードウェア制御下で動作しています。
この青や黒を基調としたBIOS画面の段階で全く同じ位置に線が入っているなら、OSやソフトの関与は完全に否定され、液晶パネル故障または画面ケーブルの物理的な断線が確定します。反対に、BIOS画面では線が一本もなく鮮明に表示されているにもかかわらず、Windowsのサインイン画面に進むと線が現れる場合は、ドライバーやシステム設定などのソフトウェア側に原因があると断定できます。
2つ目のテストは、テレビや外部ディスプレイを用いた外部モニター接続確認です。ノートパソコンのHDMI端子やUSB Type-C(DisplayPort Alternate Mode対応)端子からケーブルを伸ばし、自宅のテレビや別のモニターに画面をミラーリング(複製表示)出力してみます。このとき、外部モニター側に綺麗な映像が映り、ノートPCの内蔵画面だけに線が入っているなら、本体の描画チップは無傷であり、内蔵パネルかそれを繋ぐヒンジ部配線の物理トラブルだと絞り込めます。仮に外部モニター側にも全く同じノイズや線が走る場合は、パネルではなく本体側のグラフィックボード不具合やマザーボードのチップセット周辺に深刻な損傷が起きているサインです。