【緊張高まる台海】2026年最新現地ルポ:台湾が踏み切った「全民防衛」のリアルと日本への波紋

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かつての台湾軍演習といえば、あらかじめ決められたシナリオ通りに兵士が動き、視察団にお辞儀をするような「パフォーマンス」と揶揄されることも少なくなかった。しかし、現在の演習場にそんな甘っちょろい空気は微塵もない。

義務役(徴兵制)の期間が1年に延長されて以降、若者たちに課される演習メニューは劇的に過酷化した。実弾射撃の訓練回数は従来の数倍に跳ね上がり、夜間移動や市街地戦を想定したブラインド訓練が連日組み込まれている。現場の小隊長は「明日何が起きても動揺しない即応力だけが命綱だ」と、汗を拭いながら語った。

さらに注力されているのが予備役の再教育だ。呼び出しを受けた30代の会社員たちは、最新の個人装備を身にまとい、ドローンの操作方法や対戦車兵器の仮設設置に汗を流す。休日の延長線上のようなぬるま湯の訓練は姿を消し、誰もが「いざという時」の役割を叩き込まれていた。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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