世界で1番難しい言語は日本語?アラビア語と並ぶ最難関の真相を徹底解説
世界で1番難しい言語は日本語?アラビア語と並ぶ最難関の真相を徹底解説に関する疑問を分かりやすくまとめました。詳細な解説をご覧ください。
「世界で1番難しい言語は何か」という問いに対し、言語学の専門家は口を揃えて「学習者の母語が何であるかによって難易度は180度変わる」と回答します。言語そのものに絶対的な難易度の上下があるわけではなく、自らの母語との言語的距離(Linguistic Distance)が難易度を決定づける基本構造となっているからです。
しかし、世界基準の指標として最も信頼されている客観的データが存在します。アメリカ合衆国国務省の外交官養成機関であるアメリカ国務省FSI(Foreign Service Institute)が公開している言語難易度ランキングです。FSIは数十年にわたる外交官研修の実績に基づき、英語ネイティブが「職業レベル(プロフェッショナルな業務遂行が可能な水準)」に到達するまでに必要な総学習時間をカテゴリー別に算出しています。
このFSIの最新調査データにおいて、最も習得が困難とされる「カテゴリーIV(Super-hard languages)」に分類されているのが、日本語、アラビア語、中国語(北京語・広東語)、韓国語の4言語です。英語ネイティブが一般的なヨーロッパ系言語(スペイン語やフランス語など、カテゴリーI)を習得するのに必要な時間が約600〜750時間であるのに対し、カテゴリーIVの言語には最低でも2,200時間(約88週間の集中的な終日特訓)を要すると明記されています。
特筆すべきは、国務省の公式文書において日本語にだけ付与されている「アスタリスク()」の存在です。注釈には「日本語は、同じカテゴリーIVに属する他の言語と比べても、習得にさらに多くの時間を要する傾向がある」と記されており、外交の最前線で英語を操るエリートたちにとって、日本語こそが事実上の「世界最難関」として公式認定されている現実が浮き彫りになっています。