デッキシューズとは?ローファーとの違いや滑らない理由を徹底解説

デッキシューズとは?ローファーとの違いや滑らない理由を徹底解説に関する気になる情報を初心者にも親しみやすくまとめました。詳細を読もうことができます。

インターネット上の掲示板やSNSでは、デッキシューズに関して「夏以外に履くとダサいのではないか」「石田純一のように素足で履くのが正解なのか」といった着こなしやマナーを巡る論争が頻繁に見受けられます。靴愛好家コミュニティや革靴専門店のフィッターへの取材を通じて、その実態を検証しました。

素足履きの危険性と「インビジブルソックス」の新常識

かつて1980年代のプレッピースタイル全盛期には、足首を露出させてデッキシューズを完全に素足で履くスタイルが流行しました。しかし、靴の内部環境という科学的視点から見ると、素足履きとインビジブルソックスの選択には明確な優劣が存在します。

人間は足の裏だけで1日にコップ1杯分(約200ml)の汗をかくといわれています。靴下を介さずに革靴を素足で履き続けた場合、靴内部の湿度は90%以上に達し、アンモニアやイソ吉草酸などの悪臭物質がレザーの繊維深くに染み込みます。さらに、汗に含まれる塩分が乾燥時に結晶化してインナーレザーを硬化させ、ヒビ割れやステッチの破断を早める決定打となってしまうのです。

大手セレクトショップのバイヤーやシューフィッターの間では、「素足に見える極浅タイプのインビジブルソックス(カバーソックス)」の着用が完全に推奨されています。近年は踵の内側にシリコンラバーが施され、歩行中に脱げにくい高機能ソックスが各社から展開されており、素肌を露出する軽快な見た目を維持しながら、靴の寿命と衛生環境を守ることが大人の常識となっています。

「春夏限定」という固定観念からの脱却

デッキシューズの季節と履く時期についても、大きな変化が起きています。かつては初夏から秋口(5月〜9月頃)のリゾート靴という認識が一般的でした。しかし、上質なフルグレインレザーやスエードを採用した重厚なモデルが増えた現在、秋冬の着こなしにデッキシューズを取り入れるファッショニスタが急増しています。

特にヨーロッパのトラディショナルスタイルでは、肉厚なミドルゲージのウールソックスにデッキシューズを合わせ、ツイードジャケットやコーデュロイパンツと組み合わせるスタイルが定番化しています。「デッキシューズ=夏専用」というルールは過去のものであり、素材と靴下の組み合わせ次第で年間10カ月以上活用できる万能靴として再評価されているのが実情です。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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