健診の心電図「異常Q波」の正体とは?無症状でも潜む危険と受診基準
健診の心電図「異常Q波」の正体とは?無症状でも潜む危険と受診基準に関する気になる情報を徹底的にまとめました。詳細を読もうことができます。
Q1:健診で異常Q波と書かれていたら、何科を受診すればいいですか?近所の内科クリニックでも大丈夫?
A1:原則として循環器内科を受診してください。一般的な内科でも心電図の再検査は可能ですが、異常Q波の確定診断には心筋の壁運動を詳細に観察する「心エコー検査」が不可欠です。近所のクリニックを受診する場合でも、日本循環器学会認定の「循環器専門医」が常勤しているか、心エコー検査機器が完備されているかを事前にホームページ等で確認することをお勧めします。
Q2:過去に胸が痛くなった記憶が全くありません。それでも心筋梗塞だった可能性はありますか?
A2:十分にあり得ます。急性心筋梗塞の20〜30%は痛みを伴わない「無症候性心筋梗塞」と推計されています。特に糖尿病をお持ちの方や高齢者は神経が鈍くなっており、発症時の症状が「何となく胃がもたれる」「軽い息苦しさ」「だるさ」程度にしか感じられないケースが多いためです。過去の小さな血管の閉塞が、今になって異常波形として検出されている可能性があります。
Q3:再検査で「異常なし(偽陽性)」と言われる確率はどのくらいありますか?
A3:健診の心電図自動診断は病気の見落としを防ぐため判定基準が非常に厳格に設定されており、再検査の結果「電極の装着位置や呼吸の影響による一時的なもの」「体型による電気軸の傾き(位置性Q波)」と判断され、心臓病が否定される偽陽性の事例は決して少なくありません。ただし、偽陽性かどうかを自己判断で確かめる術はないため、専門医による超音波検査等での裏付けが絶対条件となります。