「いっせーのせ」は少数派?指スマの呼び方全国調査と衝撃のルーツ

「いっせーのせ」は少数派?指スマの呼び方全国調査と衝撃のルーツについて分かりやすく解説いたします。最新の情報をご覧ください。

メディアが「指スマ」という言葉を普及させる前から、日本各地の路地裏や校庭では独自の掛け声が受け継がれてきました。列島を縦断して調査すると、境界線ごとに全く異なるオノマトペ(擬音・擬態語)が使われている実態が浮き彫りになります。

代表的な地域別の呼び方と特徴を整理した比較データは以下の通りです。

主な地域・エリア代表的な呼び方・掛け声掛け声のタイミングと発声例編集部の見解・地域的特徴関東・東日本全般いっせーのせ / 指スマ「いっせーのーせ、(数字)!」標準的な号令型。「いっせーの」の後に一拍置いて数字を宣言するリズムが主流。関西・近畿エリアせっさん / いっせーのーで「せっさん、(数字)!」テンポ重視の短縮形。「せっさん」の語源は「折衝」や「清算」など諸説存在する。中部・東海エリアチッチ / バリチッチ「チッチッ(数字)!」リズムを刻む擬音系。静岡や愛知の一部では強調の接頭辞がついた変形型が見られる。九州・沖縄エリアチュンチュン / せっさん「チュンチュン、(数字)!」指を小鳥のくちばしや雀に見立てた愛らしい擬音。福岡など都市部は関西の影響も受ける。東北・北海道いっせーの / チーバリ「いっせーのー、(数字)!」基本は「いっせーの」だが、局所的に独自のオノマトペが孤立して残存している。

東日本で圧倒的多数を占める「いっせーのせ」は、「一斉のせ」という号令がそのまま名詞化したものです。これに対し、関西圏の「せっさん」は短い2音節で小気味よくコールできるため、勝負のスピード感を重視する上方文化との親和性の高さがうかがえます。また、九州地方で見られる「チュンチュン」は、親指を立てる動作やすぼめた両手の形を小鳥の姿になぞらえた視覚的発想が根底にあります。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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