新潟の黄色い奇跡「万代シテイ」再開発とカレー狂騒曲:なぜこの昭和レトロな一皿は2026年も日本中を狂わせるのか
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店舗の朝は早い。開店前の午前7時、まだ人通りもまばらなバスターミナルに、巨大な鍋から立ち上る湯気とスパイスの香りが充満し始める。厨房では職人たちが手際よく仕込みを進め、大型の寸胴鍋でルーが力強く練り上げられていく。
ピーク時には1分間に数杯のペースでカレーが次々と装われ、カウンター越しに客の手へと渡っていく。普通サイズでも大盛り並みのボリューム、大盛りに至っては皿から溢れんばかりの圧倒的な存在感だ。サラリーマン、学生、長距離バスの運転手、遠方からのファン。老若男女がカウンターに肩を並べ、黙々とスプーンを動かす。そこには気取ったマナーも洗練された接客もない。ただ純粋に「旨いものを腹いっぱい食べて今日を生きる」という、食の本質的なエネルギーが満ち溢れている。