シクラメン花後はハサミNg?球根が腐る真相と失敗しない夏越し手入れ

シクラメン花後はハサミNg?球根が腐る真相と失敗しない夏越し手入れについての真相をお届けします。

4月から5月にかけて気温が上昇してくると、SNSや園芸コミュニティでは「急に下葉が黄色く変色して枯れてきた」「病気にかかってしまったのではないか」という不安の声が急増します。しかし、この段階で慌てて肥料を与えたり、過剰に水を注ぎ込んだりするのは火に油を注ぐ行為です。

春先に見られるシクラメンの葉が黄色くなる理由は、大きく分けて2つのパターンに分類されます。

1つ目は、生育サイクルに伴う自然な生理現象です。シクラメンは本来、地中海性気候の涼しい冬に生育し、乾燥した過酷な夏を耐え忍ぶ生態を持っています。最高気温が20℃〜25℃を超え始めると、植物自らが活動をスローダウンさせ、蒸散を抑えるために古い外側の葉から順次黄変させて葉を落とそうとします。これは異常事態ではなく、自然な移行プロセスです。

2つ目は、管理ミスによる「根詰まり」または「根腐れ」です。特に冬の間、底面給水鉢(鉢底に水を貯めるトレイが付いた構造)の水を満水にしたまま春を迎えると、気温上昇に伴って水温が上がり、鉢内の酸素濃度が低下して根が窒息死します。

春から初夏にかけてのシクラメン花後の水やり管理では、冬と同じペースを即座に改めなければなりません。花数が減ってきたら徐々に給水間隔を空け、土の表面がしっかりと乾いてから数日後に水を与えるリズムへと移行させます。底面給水鉢を使用している場合も、トレイの水を定期的に空にして鉢底を乾かし、用土内に新鮮な空気を送り込む工夫が求められます。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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