引火点とは?発火点との違いとガソリン事故を防ぐ安全の全知識
引火点とは?発火点との違いとガソリン事故を防ぐ安全の全知識に関する疑問や疑問点を初心者にも親しみやすくまとめました。詳細を読もうことができます。
Q1:ガソリンと灯油の引火点がこれほど違う理由は分子の構造にあるのですか?
A1:その通りです。ガソリンは炭素数が4〜10個程度の比較的小さな分子で構成されており、分子同士を引きつける力(分子間力)が弱いため、マイナス40℃という極低温でも簡単に蒸発して気体になります。一方、灯油は炭素数が10〜16個程度の比較的重い炭化水素で構成されているため、分子間力が強く、40℃以上まで加熱しないと燃焼に必要な量の蒸気が立ち上りません。
Q2:除菌用アルコールを夏場の車内に置いておくのは消防法上問題がありますか?
A2:夏場の車内温度は容易に50℃〜60℃に達し、アルコールの引火点(約13〜22℃)を大幅に超えます。容器が直射日光で熱せられて変形・内圧上昇し、漏れ出たアルコール蒸気に電気配線の火花やライターの着火が重なると火災に直結します。法律上の罰則以前に物理的爆発の危険があるため、真夏の車内に消毒用アルコールを放置することは絶対に避けてください。
Q3:危険物取扱者乙4の試験で「引火点」に関するひっかけ問題にはどんなパターンがありますか?
A3:頻出のひっかけは「引火点と発火点の数値の逆転」です。「ガソリンの発火点はマイナス40℃である」といった誤った選択肢がよく出題されます(正しくは引火点がマイナス40℃以下、発火点は約300℃)。また、「引火点が高い油ほど危険である」という逆の命題や、「水溶性液体のほうが非水溶性液体より指定数量が小さい(実際は水で希釈されやすいため水溶性のほうが指定数量は2倍に設定されている)」という指定数量の基準も定番の出題ポイントです。