七福神・福禄寿の正体とは?寿老人との違いや頭が長い理由を解説

七福神・福禄寿の正体とは?寿老人との違いや頭が長い理由を解説の真相について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

七福神巡りをする多くの参拝者を悩ませるのが、「福禄寿と寿老人はどちらがどちらなのか」という問題です。それもそのはず、両者はともに「南極老人星(カノープス)」の化身であり、道教の仙人を原型としているため、宗教史の観点からは「同体異名(同一の存在が別の姿や名前で表されたもの)」と結論づけられています。

実際に、江戸時代初期に七福神の構成が定着する過程では、福禄寿と寿老人が重複しているとして、寿老人の代わりに「吉祥天」や酒好きの妖精「猩猩(しょうじょう)」が数えられていた時期もありました。現在広く普及している七福神における決定的な見分け方は以下の3点に集約されます。

① 従えている動物の違い
最も確実な判別法が足元の動物です。鶴や亀を連れているのが福禄寿、そして長寿の象徴とされる「玄鹿(黒い鹿)」を従えているのが寿老人です。

② 頭部の長さと被り物
福禄寿は基本的に頭頂が露出しており、頭の長さが際立っています。一方の寿老人は、頭巾(ずきん)を被った姿で表現されるケースが多く、福禄寿ほど頭部が極端に長く造形されることは稀です。

③ 手に持っているアイテム
福禄寿は長寿の秘訣が記された「経典を結びつけた杖」や願いを叶える「宝珠」を持つのに対し、寿老人は「不老長寿の桃」や「難を払い福を招く団扇(うちわ)」を手にしていることが多く見られます。

斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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