大相撲の懸賞金はいくら?1本7万円の内訳と力士の手取り・税金の真相
大相撲の懸賞金はいくら?1本7万円の内訳と力士の手取り・税金の真相についての疑問解決ガイドをご紹介します。
大相撲の懸賞金をめぐっては、ネットやファンの間でいくつかの根強い誤解が広まっています。代表的な盲点と真実を整理します。
誤解1:のし袋の中身は「小切手」や「目録」である?
「土俵の上で生々しい現金を渡すはずがない」「盗難防止のために小切手や目録が入っているのでは」という推測が散見されますが、これは明確な事実無根です。のし袋の中には、日本銀行発行の本物の1万円札が3枚、きっちり新札で封入されています。相撲が神事であると同時に、勝負師たちが命懸けで戦うプロフェッショナルな興行である証として、「勝ち取ったその場で生きた現金を授ける」という古来の儀礼が固く守り続けられています。
誤解2:不戦勝でも懸賞金は全額もらえる?
相手力士の休場等による「不戦勝」の場合、土俵上での儀式は行われません。この際、事前に掛けられていた懸賞金はどうなるのでしょうか。規律上、不戦勝となった力士にも懸賞金を受け取る権利は発生します。ただし、スポンサー側には「取組が行われなかったため懸賞を取り下げる」という選択肢も認められています。多くの企業は粋な計らいとしてそのまま懸賞金を力士に贈呈しますが、稀に回収される事例もあり、自動的に全額が転がり込むわけではありません。
誤解3:手刀の切り方にはルールがない?
土俵上で懸賞金を受け取る際、力士は右腕で空中に「左・右・中」と三度の手刀を切ります。これは単なるポーズではなく、神道の三柱の神(タケミナカタノカミ・タケミカヅチノカミ・ノミノスクネノカミ)に対して「勝利の神の恵みに感謝する」という極めて厳格な礼法です。昭和の名横綱・双葉山が確立した所作とされ、現在でも適当に手を払うような仕草をすると審判部や親方衆から厳重注意を受けます。