目の下のポツポツは自力で取るな!皮膚科専門医が明かす最新治療法
目の下のポツポツは自力で取るな!皮膚科専門医が明かす最新治療法にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。
皮膚表面に生じる微小な隆起には、いくつかの代表的な疾患が存在する。最も頻度が高いのは稗粒腫(はいりゅうしゅ・ひりゅうしゅ)だ。これは皮膚の浅い層に角質や皮脂が袋状に溜まった良性腫瘍で、白く硬い米粒のような外観を呈する。新生児から高齢者まで幅広い年代に見られる。
一方、30代以降の女性に急増するのが汗管腫(かんかんしゅ)である。汗を分泌するエクリン汗腺の導管が増殖したもので、皮膚と同色からやや黄白色がかった平たい丘疹が多発する。思春期や妊娠を契機に増大することも多く、放置しても自然に消えることはない。
さらに、加齢や紫外線ダメージの蓄積によって生じる脂漏性角化症(老人性イボ)や、ウイルス性の扁平疣贅が目の周囲に混在しているケースも少なくない。日本皮膚科学会のガイドラインでも示されている通り、これらは外見こそ似通っているものの、発生する皮膚の深さも組織構造も根本的に異なる。見極めを誤れば、どのようなケアも徒労に終わる。