ロームシアター京都の熱狂と空間美、独自調査で見えた鑑賞の極意

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無駄を削ぎ落とした打ち放しコンクリートの庇(ひさし)が、空へ向かって力強く伸びる。1960年に誕生した旧京都会館は、建築家・前川國男が手がけたモダニズム建築の金字塔として知られた。耐震性や機能性の限界を迎えた後、大規模な改修プロジェクトを経て現在の姿へと蘇った経緯がある。

歴史的意匠を巧みに保存しながら、最新の舞台機構を組み込むという難題を見事にクリアした。このリニューアルに際してネーミングライツを取得したローム株式会社の支援と、管理運営を担う公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団の綿密なプログラム設計が噛み合い、伝統と刷新が同居する唯一無二のパブリックスペースが完成したのだ。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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