名曲の響きを掴むStay with Meコード進行と転調の美学
名曲の響きを掴むStay with Meコード進行と転調の美学の要点を詳しく解説してご紹介します。
稀代のメロディメーカーである林哲司の手腕は、西洋の音楽理論・和声法を日本独自のポップス感覚へ見事に落とし込んだ点にある。メジャーセブンスコードの洗練された浮遊感と、マイナーコードが持つ哀愁の対比。計算し尽くされたコードワークは、単にメロディを支える伴奏ではなく、楽曲そのもののストーリーを雄弁に語る。
当時、アメリカ西海岸のAORやクロスオーバーをリアルタイムで吸収していたアレンジャーたちの情熱が、緻密なコードボイシングの随所に刻まれている。これこそが、世界中の耳の肥えたプロミュージシャンたちを今なお唸らせるシティ・ポップの真骨頂といえる。